胚盤胞の評価方法
胚盤胞はGardner分類という評価方法で以下の①〜③を評価します。
胚盤胞の構造
① 胚盤胞腔の広がりとハッチング(孵化)の程度
自然妊娠では、胚盤胞は拡張と収縮を繰り返しながら大きく成長し、胚の外側を覆っている透明帯から脱出(孵化)して子宮に着床します。この過程をスコア1〜6に分類し、胚盤胞の成長段階を評価します。
スコア 1 初期胚盤胞 | 胚盤胞腔が胚容積の半分未満 |
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スコア 2 胚盤胞 | 胚盤胞腔が胚容積の半分以上 |
スコア 3 完全胚盤胞 | 胚盤胞腔が完全に胚を満たす |
スコア 4 拡張胚盤胞 | 胚盤胞腔容積がさらに拡張し、透明帯が薄くなりつつある |
スコア 5 孵化中胚盤胞 | 栄養外胚葉が透明帯の外に脱出し始めている |
スコア 6 孵化後胚盤胞 | 胚が透明帯から完全に脱出したもの |
② 内細胞塊(ICM)
赤ちゃんになる細胞をA〜Cで評価します。
③ 栄養外胚葉(TE)
胎盤になる細胞をA〜Cで評価します。