不育症の概念
- 流産(妊娠22週未満)を2回以上繰り返している場合
- 死産(妊娠22週以降に死亡した胎児を出産)
- 新生児の生後1週間以内での死亡など、2回以上の流死産の既往がある場合を「不育症」と定義しています。
また、原因の有無にかかわらず流産を連続2回している場合は「反復流産」、3回以上連続している場合は「習慣流産」と定義しています。
不育症の頻度
流産は全体の10~15%の頻度でおこり、2回以上の流産既往は4.2%、3回以上の流産既往は0.88%となっています。日本産科婦人科学会の生殖補助医療データベース年齢階層別の流産率は20‐24歳(14.5%)、25‐29歳(15.8%)、30‐34歳(17.8%)、35‐39歳(24.6%)、40‐44歳(39.6%)となっており、近年わが国における妊娠年齢の高齢化を考慮すると不育症の可能性がある方はもっといるのではないかと推定されます。
不育症管理に関する提言 2021 令和2年度厚生労働科学研究費補助金
厚生労働省ホームページ
成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業 H30-健やか-一般-006 P4-5
不育症のリスク因子
不育症のリスク因子の頻度は以下の様になります。
不育症管理に関する提言 2021 令和2年度厚生労働科学研究費補助金
厚生労働省ホームページ
成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業 H30-健やか-一般-006 P5
不育症の基本検査
- 子宮形態検査
- 抗リン脂質抗体検査
- 夫婦染色体検査
- 内分泌検査
状況により、更に詳しい検査を行います。
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